現金で支払う
そういう支払い方法を選ぶ方は最近は少なくなってきた印象がありますが、それでももちろんゼロではありませんし、稼働するたびに数件そういう方に出会います。
そのたびに淡々とやり取りを行っているのですが、時々「お!この人すごく感じが良い!!」って人に出会います。
たった一言です。
ある一言を伝えていただくだけで、すごくいい気分で1日を過ごせます。
もちろん配達員とのやり取りを雑に行ったとしても何も問題はありませんし、むしろ雑な感じのお客さんの方が多い印象です。
だから余計にかもしれませんが、超絶に印象に残るんです。
お客さんから言われると超絶嬉しい一言
その超絶に印象的な一言とは「お願いします」の一言です。
お会計の際にその一言を言われるだけで、「ちゃんとしなくちゃ!」とより一層緊張感が走りますし、尊重してくださっている感じがしてとても嬉しくなります。
配達員への対応は雑が普通
そもそもとして、なんでその一言が以外で衝撃的なインパクトがあるのかというと、配達員をしている僕自身が、丁寧な扱いを受けるわけがないと思っている部分があるためです。
配達員って世間からの評判が良くないし、実際にそういうニュアンスの言動を受けることもあります。イチイチ細かくは覚えていませんが、嫌な感じだな・・・と思うことは一度や二度ではありません。
だからこそ、丁寧な対応をしてくれるお客様の存在は、砂漠の中のオアシスぐらいに強烈なインパクトがあります。
正確な統計を取ったわけではありませんが、現金払いのお客さんの10件に1件もこういう対応をしてくださる方はいません。本当に貴重な存在です。
思いやりを感じる
「お願いします」と言ってくれるお客様の多くが、キッチリもしくはそれに近い額のお金をちゃんと用意してくれているという事にあります。
どんな金額で支払って頂いてもいいですし、こちらはどのような支払い方をされても対応できる準備をしていますから、どういう払い方をされても構わないのです。
なのに、端々に配達員への思いやりのようなものをそこはかとなく感じるんです。
言葉と行動が一致しすぎていて、感動すら覚えます。
尊重してくれているな・・・という思いやりをビンビンに感じます。
お互いが良い後味
「お願いします」と言われて嫌な印象を受ける配達員は居ないと思うのです。
どんな配達員も、シャンと背筋が伸びる気持ちになり、嬉しくもなると思います。
そして、会計が終わった後も、その嬉しさは尾を引きますので、その後の配達、なんならその1日はいい気分で配達ができるかもしれません。
現に、僕はこうして記事にして書いているのは、過去にそう言われた経験を思い出して書いていますから、喜びは後日も尾を引くのだと思います。
配達員にとっては仕事の後味をワンランクもツーランクも上げてくれることになりますし、きっとお客様も、会計が終わった後に嫌な感じはしないと思うんです。
配達員は丁寧に対応しようとするでしょうし、心の底からの「ありがとうございます」という言葉を残して去るはずですから、心地が良い後味を感じていただける可能性が高いと思います。
互いにとって良い時間をその後も味わえていると思いますので、お客様からの「お願いします」の一言はとてもすごいパワーがありますし、それを自然と使いこなせるお客様は徳を積んだ方なのでは?と思えてなりません。
そんなわけで・・・
現金払いの際に「お願いします」の一言を言ってくださるお客様に、癒され、元気を貰っているということを書かせていただきました。
言葉って不思議なものです。
たった一言なのですが、その後もずっと心の中で鳴り響いたりします。
そういうお客様への感謝も込めて書かせてもらいました。
「お願いします」の一言、とても心に響きます。
何を言ってお会計をすればいいんだろう・・・と迷ったときは、その一言を使ってみてください。