ウーバーイーツ配達員の仕事を時給換算するとどの程度?

フードデリバリー配達員ブログ
この記事は約13分で読めます。

実際、時給に換算するとどの程度稼げるの?

ウーバーイーツの配達員の仕事について話題にあがった時に、結構な頻度で出てくる質問です。

時給の仕事じゃないのに「時給いくら?」って質問をされる現状がこの仕事の印象を物語っていますが、確かに気になるところではありますよね。テレビなどで取り上げられる時には、お金を稼げる仕事として扱われることもありますしね。

個人差のある仕事ですから一律にどれだけ稼げるとは言い切れませんが、実際に約2年稼働している僕の場合、時給換算で約1,200円前後です。

多いと感じるのか少ないと感じるのかは人それぞれだと思いますが、もしあなたが稼げる仕事を求めてウーバーイーツの時給を気にしているのなら、この数字だけを見て「やろう!」と思わないほうがいいです。

その数字は過去の実績であって、将来にわたって何かを保証する数字ではないからです。

時給は一つの参考情報として、他の情報も総合的に視て考えることがこれからウーバーイーツ配達員をはじめようと思う方にはとても大切な考え方ですよってことを、ウーバーイーツの配達員歴約2年、配達件数4,000件以上の僕の経験を踏まえてお教えさせていただきます。

※記事内容は執筆時点(修正時点)のものですので、ご了承ください。

ウーバーイーツの配達業務、時給換算するとどの程度?

僕の約2年の稼働をもとに計算すると、時給換算で約1,200円前後です。

運動神経がなく、特別に頭がいいわけでもない人でも、コツコツ真面目に配達できる人なら、これぐらいの数字には到達します。

実際、他のウーバーイーツ配達員の方の時給換算の記事を見ても、だいたい同じぐらいの金額になっています。(地域差や個人の能力差によって時給換算額は前後します)

Uber Eats (ウーバーイーツ)時給換算したので公開する

3か月で1,000配達された方のブログ記事です。
時給換算した結果、1,493円だったそうです。

東京稼働の配達員の平均的な時給に落ち着いているようです。

Uber Eats (ウーバーイーツ)時給換算したので公開する【3ヶ月で1000回達成して得たもの】
Uber Eats (ウーバーイーツ)時給換算した収入が知りたい方へ、3ヶ月で1000回配達した結果をまとめました。1日どれくらい稼げるのか、月収はいくらなのか、1時間で2000円稼げるって本当なのか

Uber Eats(ウーバーイーツ)はバイトの給料・時給・収入より稼げる?1ヶ月の月収を公開~登録方法も解説~

時給換算で1,103円だったそうです。

この方も東京稼働で、自転車での配達のようですが、この数字は東京稼働ということを踏まえると低いです。時期の差はあれど、東京はもっと稼げます。

Uber Eats(ウーバーイーツ)の給料・時給・収入は?【かなり稼げる】1ヶ月の月収を公開。 | kimurakoki.com【Uber Eats ウーバーイーツの給料・時給図鑑】
Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナー、始めてからちょうど1ヶ月間がたちました。楽しかったこと、辛かったこと、色々ありました。 まだ1ヶ月だけなの??という感覚が正直なところですが、結論、「これはバイトよりすごい、未来の働き方だ」と感じたので、今回は「実際に稼いだ金額」、「どのくらい働いたのか」等をすべて公...

ウーバーイーツ配達員の報酬はどうやって計算しているの?

ウーバーイーツの配達員の報酬についてのお話をする上で、配達員が頂く報酬の計算方法について少しご理解いただいたほうが良いと思いますので、まずそこから説明をさせていただきます。

配達員が受け取る報酬の種類

基本的に配達員には次の3種類の報酬が用意されています。

  • 配達報酬 … 配達1件あたりの報酬です。配達距離によって報酬額は変化します。
  • クエスト … 期間内に指定された件数以上の配達を行うと頂けるボーナスです
  • ブースト … 1件の配達あたりに上乗せされるボーナスです。依頼が急増しているエリアで発生します。

この3種類の報酬の合算金額が、配達員が手にする報酬です。

配達依頼が多く、クエストボーナスも高額で、ブーストの上乗せも大きい時はガッツリと稼げますし、その正反対に、配達依頼がない時期は、配達報酬も少ないし、クエストクリアができなかったりしますし、ブーストが発生しないということもあります。

シミュレーション例

事例を挙げるほうがわかりやすいと思いますので、簡単に仮定の事例を挙げてみます。
適当な数字をあげているようですが、僕の配達経験を踏まえて現実的な数字を挙げています。

稼働内容
  • 稼働時間:7日間70時間(1日当たり10時間)
  • 配達件数:140件
報酬内容
  • 配達報酬:1件当たり400円 × 140件(便宜上、1件あたり400円としていますが、実際は距離で変動します)=56,000円
  • クエスト:達成報酬15,000円
  • ブースト:30件に対して100円の上乗せブーストが発生していた=3,000円
時給換算すると・・・
  • 配達報酬:56,000円
  • クエスト:15,000円
  • ブースト:3,000円

合計74,000円 = 56,000円 + 15,000円 + 3,000円
時給1,057円 = 74,000円 ÷ 70時間

このような感じになります。
おおよその感覚を掴めていただけましたでしょうか?

ウーバーイーツ配達員の時給をチェックするうえでの注意点

配達員の方が運営されているブログやツイッターでは、自身の稼ぎを時給換算して公開しているというケースが結構珍しくありません。

僕のブログもその一つではありますが、少し調べてみれば、ウーバーイーツ配達員の時給を調べることはできます。

色々な情報を見てみて、多角的に検証することで実体が見えてきますので、ぜひ調べてみていただきたいのですが、おそらく「こんなに稼げるのか!」と驚くケースが多々あると思います。

確かにその金額を稼げる人も居ますし、稼げてるような演出というケースもありますので、すべてを鵜呑みにせずに、次のような事を踏まえて、あなたの中で差し引きしながら見てみてください。

恐らく、僕の時給が平均相場なんだろうな・・・ということはお分かりいただけると思います。

乗り物の差がある

どの乗り物を使って稼働するのかで時給の差が顕著にでます。
感覚的には、自転車よりもバイクや軽貨物の時給は約50%増になっています。

自転車組が時給1,000円稼げる日は、バイクや軽貨物は1,500円という感覚です。

バイクや車のほうがスピードはありますし、疲れにくいですし、長距離案件がバンバン優先的に飛んできますので、稼ぎやすいのです。

ガソリン代や維持費等の経費を差し引けば差はないのかもしれませんが、時給換算した金額を見る上での注意点として”乗り物の違い”はチェックしておいて損はないと思います。

地域差がある

時給換算した情報を見るうえで最も注意したほうがいいのが”地域差”です。

「時給換算するとすごく儲かってますよ」という情報は、必ず東京エリアの配達員の情報です。
東京は他地域よりも圧倒的に稼げます。

東京と他地域を比較した場合、東京以外の都市部で時給換算で半額ほど、僻地や新エリアは東京の3分の1ほどになるかと思います。

ここは絶対に抑えておいてください。

新規エリアで小さめの都市なら、1時間に1件もオーダーがこないことがザラという地域もありますから。

経験の違いがある

ベテランと今日始めた配達員では時給換算に差が出て当然です。

そのエリアのこの時間帯はどのお店が人気なのかといったエリアごとのマーケット感覚、配達先まで最短で行くための土地勘など、ベテラン配達員のほうが1つも2つも上手です。

ベテラン配達員がどの程度稼いでいるのかという情報は一つの目標であって、新人でそこまで稼げることはまずありません。

体力差がある

配達という仕事は、東奔西走する仕事です。
あちらへ運んで、こちらに呼ばれ、またあちらへ・・・の繰り返しです。

時間とともにどんどん体力が奪われていきます。
そのため体力に自信のある人と、体力的に自信がない人とでは稼げる額も顕著に違ってきます。

僕は運動神経が鈍く、体力も自信がありませんので、稼げる額は平均よりやや下だと自覚しています。

良かった時しか公開しない

ツイッターやインスタグラムなどのSNSでその日の稼ぎを公開している人が多くいます。
その金額と稼働時間から時給換算することはできますが、ここで注意があります。

SNSなどに公開する情報は、基本的に”良かった時”です。
良くないときも公開している人もいますが、そう多くは居ません。

SNSで確認できる情報だけで判断するのは注意が必要です。

ウーバーイーツ配達員の時給を判断材料にしないほうが良い理由

ウーバーイーツの配達員の仕事の時給換算額をご覧いただくなかで、「意外と悪くないな・・・」などと前向きに感じたかもしれません。

実際、地域によっては1,000円オーバーの時給を得られる仕事となると魅力的にも見えますしね。

でも、時給が理由でウーバーイーツ配達員の仕事を始めようかな・・・と思われているのなら、オススメしません。

なぜなら、時給を理由でスタートすると悪循環をして稼げなくなる可能性が高いためです。

少し具体的に説明をさせていただきます。

稼ぎが圧倒的に不安定

平均時給額に換算すると1,000円台を超えているので、これからもずっとそのレベルの稼ぎがあるのでは?と思われたかもしれませんが、まずこの大前提が大間違いです。

具体的に言えば、その思い込みには次の2つの間違いが隠れています。

  • 時給換算額は年々低下傾向にあります
  • 今の稼ぎが来年も得られる理由は何もありません

この2つです。

まずウーバーイーツが日本でサービスを提供し始めたころは、配達員を確保したいという理由も相まって、めちゃくちゃ稼げました。クエストは高額で、報酬体系も今よりもかなり実入りが良い設定となっていましたので、時給換算2,000円オーバーがザラな時代でした。

しかし僕がスタートした2019年ごろからその波は去り、徐々に時給が低下する傾向にあります。

また、来年も今と同程度稼げる理由は一切ありませんし、来週や来月すらもどれだけ稼げるのかわかりません。今までの時給換算で1,000円オーバーだとしても、来週や来月すらもその額稼げると限らない仕事なのです。

だから時給換算した数値を参考にしたところで、あまり意味がないのです。

事故リスクなどもある

時給換算してのシミュレーションの中で、自分自身が事故に遭うことを想定していないとは思いますが、この仕事は事故と隣あわせです。

ヒヤッとする経験なら誰もがしていますし、こける程度の事故ならほとんどの人が体験しています。
中には命を落とした人も居ますし、足を片方なくした方などもいます。

でも、だからといってウーバーイーツから休業補償がでるわけでもありませんし、労災扱いにもなりませんから、まるまる収入が途絶えます。

なのに時給1,000円台前半だとするなら、決して高いとは言えないのではないでしょうか?

焦りの悪循環につながる

配達の仕事で最も避けるべきなのは、安全を度外視した配達行為です。
つまりは、危険な運転です。

その危険な運転に繋がる大きな要因に、”稼ぎたい”という動機があります。

この仕事は1件当たりいくらの仕事ですから、件数をこなすことが大きく稼ぐための原則です。

件数をこなすためには、無駄な作業を省いたり、最短ルートを行くなどの工夫を重ねて時間を捻出するという創意工夫が第一なのですが、それでもさらに時間を短縮したいとなった時にスピード違反や交通マナー軽視などの行為に走るというケースが出てきます。

配達スピードを上げて、少々の交通ルール違反を重ねると確かに件数は稼げるのですが、それは事故のリスクを高めるだけです。

先ほどの繰り返しになりますが、事故を起こすと、怪我で入院もありえますし、相手をケガさせることもありますし、命を落とすこともありますが、その背景には”稼ぎたい”という強い動機があることは珍しくありません。

そのため、時給という”お金”がこの仕事を始める大きな動機となってしまうと、必然的に事故のリスクが高まりますので、時給を目安にして判断することを僕はオススメしません。

ウーバーイーツの仕事を見るうえで大切にしたい時給以外の軸

少しここで、書いてきたことを簡単にまとめさせていただきます。

僕は基本的に時給でウーバーイーツの仕事をやるやらないを決めることをオススメしません。

その時給はあくまで過去の話で、これからもその額を稼げる保証はないし、お金を動機にし過ぎると、事故のリスクが高まることになるためです。

あくまで時給は一つの目安として、時給という数値では表現できない次のようなメリットも踏まえた上で総合的に判断してみることをオススメしたいのです。

結果的に、それがあなたを稼げる配達員に変えてくれるとも思うためです。

自由な勤務

シフトもノルマもないのがウーバーイーツの仕事です。

サービス提供時間内であれば、いつ働いてもいつまで働いても自由ですし、ノルマもありませんから、今日はやーめたでオフにしてもOKです。

気ままに仕事ができますし、他の予定を優先することもできます。

いつでも使える収入源

ウーバーイーツの仕事を、一つの収入源と割り切って取り入れてみるという考え方もお勧めします。

ウーバーイーツだけに強く依存するのではなく、他の仕事をしていて、その合間の時間を使って稼ぐであったり、万が一の時に使える収入源として確保しておきたい。

シフトもノルマもない仕事ですから、そういう使い勝手のいい収入源として超おススメです。

マーケット感覚

ウーバーイーツの配達員は、オーダーが来なければ収入はゼロ円です。

だから、どうすればオーダーが増えるのかを考え、仮説を立てて、検証してを繰り返さなければいけません。

  • いつ、どこに行けばオーダーが来やすくなるのか
  • この時期はどの店がオーダーが多いのか
  • お客様はこの時間帯は何を食べたいのか

これらを常に意識せざるを得なくなります。
常にマーケットを意識して、仮説検証を繰り返す仕事なのです。

何が必要とされていて、それを提供しているのはどこで・・・などのマーケット感覚はウーバーイーツの仕事だけではなく他の仕事でも役に立つことが多い能力です。(仕事だけではなく、恋愛でも役立ちます。)

その能力が自然と身につく仕事です。

コストパフォーマンス

時間に対してどれだけの収益を得られるのかを常に意識しなければいけません。

そのため、自然とコストに対する意識も育っていきます。

例えば、夕方などのオーダーがグンと減る時間帯は、配達を待っているよりも晩飯時のオーダー増に備えて休憩と食事の時間にしよう!という判断ができるのも、コストパフォーマンスを意識しているからです。

お金を効率よく稼ごうという意識は、時間を大切にしようという意識を育てることになります。

時間はすべての人に等しく24時間与えられていて、それをいかに使うのかで未来が変わります。
時間を大切に使う意識を育ててくれるのは、人生を良い方向に変えてくれると僕は思っています。

運転を楽しめる

個人的には、稼げている人は結局この能力が基本装備されているのだと思います。

とにかく運転が好き、運転が楽しい。
それを趣味にしたいぐらい。その趣味を活かしてお金が貰えるんだから最高!

この感覚で配達員をしている人は、結果的にめちゃくちゃ稼いでいます。

考えれば当たり前のことなんです。

運転が好きですから、1分1秒でも長く配達業務をしたいと思いますし、いろいろな道を覚えるのも早いです。

結果、どんどん配達効率は上がるのに、長時間の運転を苦にしませんから、めちゃくちゃ稼げます。

まとめ

僕がウーバーイーツを知った事は時給3,000円という次元で、一流大学の大学生が家庭教師をしたときの時給とほぼ同額という、意味不明な状態でした。

それが今や半値以下が相場となっていますが、そんなウーバーイーツの仕事をやるのかやらないのかを判断を、時給がどの程度なのかということを軸にすることはオススメしません。

他の時給制の仕事なら当たり前のことが、当たり前ではありません。

あなたが何時間働いても仕事をしなければ0円ですし、事故してケガをしたからといって、あなたが満足のいく補償を受けられるわけでもありません。

また、稼ぎたいという動機だけが強い状態でスタートさせると、焦りを生みやすく、危険な運転に繋がりやすいので、事故のリスクが急上昇します。

そのようなことからも時給だけを目安にしているのなら、オススメしません。
正直なところ、時給1,000円台前半なら、飛びつくほど魅力的な金額でもないと思いますしね。

それでもウーバーイーツの仕事をやってみようかな・・・と思われるなら、時給はあくまで参考として、他のメリットがあなたにとって魅力的かどうかを確認して見てください。

時給以外のメリットを吟味して、それを味わいながら、その程度の時給(もしくはそれ以下の時給)が貰える仕事というのは、自分にとって魅力的なのかどうかです。

自転車を1日中乗り回せてお金が貰えるなんて最高かも・・・とか思えるなら絶対にやったほうが良いですし、シフトやノルマや人間関係に縛られたくないしと思われるのなら、ウーバーイーツ配達員として登録してみるときっと満足を得られるはずです。

それがウーバーイーツの配達員の時給が気になるあなたに、現役配達員として僕がお伝えしたいことです。よければ参考にしてみてください。

タイトルとURLをコピーしました